絶対失敗するマインドは、「考えてから、動く」
営業をしていると、達成できる時とできない時がある。また、いつも達成する人とあまり達成できない人がいる。気づいている人は少ないが、たった一つの差があるだけでその差は簡単に埋めることできる。
すごくシンプルだけど、みんな実行し続けられない。
たった一つの差とは「動きながら考えること」だけだ。
考えてから動こうとしていないだろうか?
今まで一度でも未達成になったことがある人にはぜひ読んでほしい。
目次
「考えてから、動く」と失敗するのはなぜか?
考えて→動く
正しいと思ってる人も多いだろう。
厳密に言うと同じといえば同じなんだけど、考えすぎてしまうのがNG
「思考ノイズ」という言葉を知っているだろうか?
コンサルタントの横山信弘氏の著書に出てくる言葉だが、何を表しているかというと。
思考ノイズの考え方

目標を達成するために自分が行動することを考える
STEP1 で考えた行動をすれば、成功できるかどうかを考える。
未達成の常連になってしまう。
行動する前に、考えすぎて、動けなる
今まで考えて考え抜いて、思い通りにいったことはあった?
この質問に、YESと答えられる人は少ないのではないだろうか?少なくとも僕の周りにはほぼいない。
どんなに考えていても、行動すると行動しないとわからなかったことに気づくからだ。
では、どうすればいいのか?
絶対達成する人の考え方

目標を達成するためにの”最初の行動”を考える。まず、”最初の行動”だけを考える
これをひたすら繰り返す!
”最初の行動”までしか考えない。
STEP1で考えたことが、現時点での最善の策と信じる
”最初の行動”までしか考えない。
ファーストチョイス理論とDecisionの法則
ファーストチョイス理論というものがある、この理論は、ソフトバンクの孫さんも意思決定に用いていると言われる理論だ。
チェスにおいて、「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」は、実際のところ、86%が同じ手になる。
ビジネスの現場ではスピードが命!5秒の手を選択して実行する。
残り14%の違う手が正しい可能性はスピードと行動量で埋めることができる。
ファーストチョイス理論を知ると、心理的に変化が生まれる。5秒で考えた”最初の行動”に自信が持てる。
しかも、ソフトバンクのあの孫正義氏が採用している手法なのだ!
見習って即断即決、即行動してみよう。
「強い意思決定」「速い意思決定」を心がけること
リンクアンドモチベーションの取締役の麻野さんが定義した法則だ。
「強い意思決定」とは、決まったら、成功すると信じる。その意思決定を正解にするために必死で行動するということだ。
実行している途中で、間違えたと思えば、それは修正すればいいだけの話だ。修正した行動に更に力を入れた方がいい。
反省して、凹んでいる暇があれば、修正して行動しよう!反省して凹んでいる時間の分をポジティブな行動に使おう。
最初に決めた行動が正しいと自信を持とう!そして、正解にするために行動しよう!
仕事の意味がわからない?

仕事に意味や意義を持てないと”いい仕事”ができない。という論調が最近強い。
よく言われるのが3人のレンガ職人の話だ、ごぞんじかもしれないが、いちおう掲載しておく。
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、
一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、
「ここでいったい何をしているのですか?」
と尋ねた。
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」
男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。
「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」
旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
旅人は興味深く尋ねた。
「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた
これは仕事をどう捉えているか、で取り組み方や作業への意気込みが変わるという話である。
- ついていない仕事だと、苦労していると思っている
- 家族を養うために仕事をしているから、苦労ではないと思っている
- 歴史にのこる大聖堂を造っているから楽しいと思っている
4人目の職人が登場したらどうなる?

きっと多くの人は意味がわかっている方が、いい。と思っているだろう。どちらかと言えばわかっていてもいいよ程度だ。
1人目のレンガ職人でも、2人目のレンガ職人でも3人目のレンガ職人でも、結局、「歴史的な大聖堂」はできあがる。
では、ここに4人目の職人を登場させてみよう。
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
旅人は興味深く尋ねた。
「ああ、俺達のことかい?俺達は、レンガ職人なんだ!正確にすばやく綺麗にレンガを積んでいるんだ!!」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。レンガ職人なんだから”当たり前”だよ!これが仕事だとプライドを持ってるんだ。」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた
- ついていない仕事だと、苦労していると思っている
- 家族を養うために仕事をしているから、苦労ではないと思っている
- 歴史にのこる大聖堂を造っているから楽しいと思っている
- レンガ職人だから、正確にはやく、綺麗にするのが”当たり前”だと思っている。仕事にプライドを持っている。
いかがだろうか?4人目の職人が登場してしまいました。
1人目も、2人目3人目も仕事の精度については一切話しをしていない。唯一4人目だけが、「正確にはやく、綺麗に積む」と言っている。
しかも、それが職人として「当たり前」と思っている。
4人目の職人が造った大聖堂が一番正確で、綺麗に出来上がる、さらに予定よりもはやくできあがりそうだ。
この話は本来はマネジメント側にする話で、メンバーに向けて仕事の意味や意義を説明した方が、楽しく活き活きと働いてくれるから、できるだけそうしようという話。
質やスピードには一切触れられていない。
「仕事をしている人の考え方」だけの話だ。
イヤイヤでも、苦しくなくても、楽しくてもどうでもいい。結局、大聖堂はできあがる。それなら綺麗で正確ではやい方がいいではないか?
つまり、過程の本人が楽しいか楽しくないか?の話であって、”感情”よりも”結果”を重視している方がいい。
仕事の意味など、考える必要はない!その時間が無駄だ。
6秒後には行動しろ!

目標を達成するために、必要な”最初の行動”を起こして、想定外に対応し続けよう。5秒で思いついた行動の案に自信を持って、考え始めて6秒後には行動しよう。
成功すると信じて、行動するしかない。
それ以外の事は、すべて「思考ノイズ」だ。
「成功するかしないか」も、「モチベーション」も、「仕事の意味」も考えてはいけない。そんなことを考えてる暇があれば、行動しよう。
結果を出し続ける最大の要素は、素早い決断と、素早い行動、素早い修正と強い意志だ。それ自体を楽しめれば、結果を出すための過程も楽しいものになるはずだ。