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書評『ブランド人になれ!』要約・レビュー (著者:田端信太郎)

ブランド人になれ! 田端信太郎

株式会社ZOZO コミュニケーションデザイン室 室長 田端信太郎氏、「田端塾」というオンラインサロンの塾長でもある。ちなみに田端塾は常に満員御礼の状態で欠員がでない限り入れない。(定員は多くないが内容はかなり濃いと思われる)

4月25日付けで、執行役員 コミュニケーションデザイン室 室長という役職になっている。おめでとうございます。

ZOZOの前はLINEの執行役員、その前はコンデナスト・デジタル(VOGUE、GQJAPAN、WIRED)、その前はライブドアで統括、その前はリクルートで「R25」を立ち上げた経歴の持ち主。

執行役員なので、まだギリギリ、サラリーマンの田端氏だが、経歴でもわかる通り、すごい実績を出してきている方である。マーケティング業界では、知らない方はいないかもしれないレベルの有名人。twitterが炎上することもでも有名?

一度、アーカイブ動画で、田端氏がプレゼンしているのを拝見したことがあるが、独特な言い回しや、途中で脱線し過ぎていったいどこに着地するのかと思っていても、その話が結論に結びつく、あまり見たことがないタイプだった。

田端氏がサラリーマンとしての輝かしい経歴には、彼の「ブランド人」としての戦略があった。そのノウハウが凝縮されている一冊だ。

ブランド人になれ!を選んだ理由

尊敬する足立光氏(日本マクドナルド元CMOなど)のオンラインサロン「無双塾」に入っているのだが、そこにゲストで田端氏が来られることになったから、読んだ。というのが正直なところだ。

ただ、内容は非常に面白く、この本に出会っていなければtwitterも再開していないし、考え方ももっと凝り固まっていた。偶然読むことにはなったが、この本との出会いには感謝している。

これとは内容は違うが、散々メディアに関わってきった田端氏が宣伝会議から出版している「MEDIA MAKERS」はバイブルの一冊だ。現代のビジネスパーソンの一般教養として読んでおいた方がいい。

ブランド人になれ! 要約

第1章
君はだれを笑顔にしたいか?

働く=価値を生むこと=金になる
苦労しようが、我慢しようが、結果につながらなければ意味がない。
結果を出すためにすぐできることは、「量」をこなすこと。

第2章
己の名をあげろ

サラリーマンはノーリスクだから、手をあげてチャンスを掴みに行く。
会社で上げた実績は「俺のだ!」とアピールしまくろう。
印象に残る人間は強い。印象に残るのは面白い>優秀
やります!できます!と先に言ってしまえば、やらざるを得ない状況になるからできるようになる。

第3章
会社なんて幻想だ。大いに利用せよ

ホリエモンとの出会いから、LINEの飛躍までのエピソードを中心に書かれてる。
ある意味ここが一番著者らしい考え方が詰まっている部分かもしれない、環境をどう捉えるか?
本書で確認してほしい
第4章
市場を支配しろ

なにが求められているのか?に気づけ!
それが正しいかは動いてみないとわからない。
新しい物や、サービスは自分で触らないとわからない。
何が魅力なのか理解できれば、思考の汎用性があがる。
第5章
発信者たれ!

これぞ!田端信太郎!!さすがです!!!
そこまで突き抜けないといけないな、確かに!とすごい学びになった。
この章をきっかけにTwitterを再開した。
端的に言うと、フォロワー1,000人超えないと終わっている。
ちゃんとフォロワーが増える方法も書いてくれている。
第6章
真っ当な人間であれ

正直で、ちょっと抜けてるくらいが丁度いい。
パンツを脱げるか?はいい「キーワード」
第7章
たかがカネのために働くな

本当の金持ちはカネのために働いてない。
パッションを燃やして、働く人間にいつの間にかカネは集まる。

ブランド人になれ! でわかったこと

わかったOL

サラリーマンという立場をフル活用する

取締役ではないかぎり、会社から辞めろ!と言って一方的に首にされるようなことはまず、ありえない。どんなに会社に損失を出してもだ。それがサラリーマンである最大の特権の1つだ。

チャンスがあるなら、どんどん失敗をおそれずに手をあげて、自分の実績にしてしまった方がいい。失敗したら、謝って、原因と対策を立てればいい。そして、また次のチャンスを掴みにいけばいいのだ。

失敗したらどうしようなんて、考えている暇があれば、手をあげよう!

そして、成功したら、全部自分の実績にすればいい。失敗したことなんて別にアピールする必要はない。会社自体も失敗したことはあまり知られたくないはずだ。

発信する

拡声器で応援するOL

自分の考え方や思いをどんどん発信しよう。黙っている人間に魅力を感じる人間なんていない。「こいつと働きたいな」「こいつ使えそうだな」と思ってもらえる可能性は、黙っている限りありえない。

どんどん発信して、アピールしまくろう。アピールの場ではマイナス発言はNGだし、クソリプなど絶対にするな!

パンツを抜げ

表現として、おもしろい、これもブランド人である田端氏であり、メディア人であった田端氏ならではの表現だが、別の言葉にすると「背水の陣で挑めば怖いものはない」ことだ。

どうせ落ちたと思った面接だったら、なんでも思い切ったことが言えてしまえる。それなら、最初から言ってしまえばいい。プライドや建前は邪魔なだけだ。捨ててしまえ!

田端さんの別の本が気になる方には、マーケターになりたい人におすすめしたい7冊の本でも紹介しています。
マーケターオススメ本マーケターになりたい人におすすめしたい7冊の本

まとめ

パンツを抜げに、いい画像がなかったことが悔やまれる。
一言でいうなら、本書は「セルフブランディングの教科書」だ。

サラリーマンである特権をフル活用して、自分のブランディングを戦略的にやっていくことを推奨している。

「田端さん炎上してるじゃん」と思ったかもしれない。大丈夫だ、同じことをやろうとしても、絶対にオリジナルには勝てないし、あそこまでの実績はそうそうだせない。それほど世の中はあなたに興味を示さないだろう。フォロワー1,000人と言っているが、田端氏は10万を余裕で超えている。

遠慮なく、サラリーマンという立場を使ってアピールしていこう。転職市場において、謙遜はただの損でしかない。謙虚であることも特に必要はない、ただ、過去の実績に対する自信とこれから自分がやれることへの覚悟が示せればそれでいいのだ。

その自信の根拠となり、相手に信用をさせるものが他でもない”実績”なのだ。

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