元人材業界社員のマチノが、退職代行サービスを利用するならどの退職代行サービスを選ぶのかを考えてみました。8社を比較検討。
最終的に選んだのは3社です。3社に絞り込んだ時の選び方も書いてありますので、選ぶ時の参考にしてください。
比較した8社は以下の通りです。
目次
退職代行サービスとは?

利用者が会社に行くことも、電話連絡することもなく、退職手続きを、利用者のかわりに会社に伝えてくれるサービスです。
退職代行サービスの利用手順は?

どんなサービスなのか、調べてみました。とてもシンプルでした。基本的には3ステップです。
いつやめたいのか?会社に直接連絡を取りたくない、離職票を送付してほしいなど
退職代行サービスによっては、この後のキャリア相談を受ける会社を紹介してくれるところもあるようです。
退職代行サービスの選び方は?

退職代行サービスをもし僕が利用するなら、という目線で選考基準を選んでみました。
- 料金
- 実績
- 対応
この3つで選びます。
退職代行会社は法律に触れる!と言っている広告を使っている会社や弁護士事務所もありますが、必ずしもそうではありません。
法律を破る可能性がある行為は「企業との交渉」です。
「退職したいという意志を伝える」ことは、弁護士でなくても問題ありません。
顧問弁護士を付けているケースがありますから、何かトラブルがあれば、顧問弁護士に対応を依頼することになります。
顧問弁護士費用は退職代行会社が負担しています。念の為、追加費用が掛からないことだけは確認しておいた方がよいです。
退職代行サービスが法律に触れていたらどうなるのか?

法律を破っているのは、退職代行業者であり、利用者ではありませんので、利用者自身が、なにかの罪に問われるようなことはないと思います。
退職代行サービスで退職できないことがある?

退職出来ないことがあるのか?心配だと思いますが、会社を辞める事は可能です。
法律上は会社へ申し入れから二週間で退職可能です。会社の就業規則がどうなっていようと、民法の方が優先されます。
会社が独自に決めている”規則”よりも国家が決めている”法律”の方が強いです。
- 民法第627条1(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
- 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
出典:wikipedia
正式に会社側に辞めるという意志を伝えれば、最短でその日から2週間で法律では退職できることになっています。
退職代行サービスを利用する時の注意点

退職代行サービスを利用する時は、追加料金がかからないか確認する

ホームページに追加料金をもらいません!と書いていても、ホームページの記載はすぐに消すこともできてしまいます。
メールやLINEで確認しておくことをオススメします。
そんな業者に捕まらない事を願いますが、もし万が一、悪い業者につかまってしまい追加料金が必要と言われた際に、証拠として出せるものは残しておきましょう。
退職代行サービスを利用する時は、嘘をつかない!

多くの方は大丈夫だと思いますが、退職代行会社に嘘をついて、依頼した場合は、それが発覚するとサービスの利用を停止される可能性があります。
利用規約に記載があります。
他にも、個人情報を盗んでいたり、現金を着服していたりといったような不正行為がもしあったのであればそれも伝えないと、対応はしてもらえないと思います。刑法で罰せられてしまいます。
幇助(ほうじょ)とは、刑法において、実行行為以外の行為で正犯の実行行為を容易にする行為一般を指す。
幇助行為を行った者は、b:刑法第62条1項で従犯(幇助犯)とされる。従犯(幇助犯)が成立するためには、正犯を幇助する行為と意思が必要であり、さらに被幇助者(正犯)の実行行為があったことを要する[1]。但し幇助を独立罪とする場合もある。幇助犯は狭義の共犯であるとされる。
出典:wikipedia
退職代行サービスはどこを使うのがいいのか?

退職代行サービスの判断基準は?
先程も書きましたが、以下の4点で判断していきます。
- 料金:安すぎないところ
- 実績:多い方がなお良い
- 対応:利用者の声が掲載されている
- 支援:次の職探しのことまで考えてくれている
どうして、そこで判断するのかを説明していきます。
料金が安いということは、対応する人の人件費が安いことになります。必ずしも金額と比例するとは限りませんが、世間一般的にも人件費が高い人の方が優秀です。
1万円や2万円の違いで、優秀な人に対応してもらえるなら、その方が安心です。
ただし、退職代行会社の提携している転職支援会社から転職をした場合は返金しますという退職代行会社は費用が安すぎてもOKです。
転職支援会社からお金を貰えるから、退職代行会社は、利用者に返金してもなりたちます。
実績が多いということ、それだけあらゆる課題に対応していることになります。
企業からの質問や、対応にも慣れて、ノウハウとして貯まっていきますので、実績は多い方がいいです。
ホームページなどを見ていて、実績の記載がない会社は、競合他社よりも実績が少ないから書けない可能性が高いです。
対応件数が掲載されていない会社よりも書いている会社を選びましょう。サイトを見てわからなかったら、相談する時に確認しても良いと思います。
実績が多くても、対応が悪いと利用者はインタビューに答えてくれません。それだけ利用者に指示されていることになります。
この部分は数が多いといいか?というとそうではありません。同じケースの利用者ばかり掲載してもしかたがないです。
利用者のインタビューを載せる目的は、自分と同じような人いないかな?という視点でみるので、できるだけ異なるケースを載せているからです。
利用者の声を数だけで、判断しないようにしましょう。自分と同じような悩みの人が乗っているかどうか?で探すのがよいです。
退職代行サービスを僕が使うならここ!
退職代行ニコイチ

料金:正社員・契約社員・アルバイト・パート28,000円(全額返金保証あり)
実績:4,500人以上(退職成功率100%) 14年
対応:利用者の体験談掲載あり
転職支援:特になし
もともとが電話代行を専門にやっている株式会社ニコイチが運営しているので、実績は申し分ありません。価格は安いですが、他にも安定している事業があるからできると納得できます。
退職代行辞めるんです

料金:正社員・契約社員・アルバイト・パート30,000円(全額返金保証あり)
実績:3,000人以上(退職成功率100%)
対応:利用者の体験談掲載あり
転職支援:提携先あり
退職成功率100%の実績がすごいです。また、体験談も掲載されています。それだけ円満に退職できているということの証明だと思います。
料金はキャンペーン期間中で、本来5万円→3万円とお得です。(2019年10月現在)
EXIT

公式サイト:https://www.taishokudaikou.com
料金:正社員・契約社員5万円、アルバイト・パート3万円
実績:2,500人以上
対応:利用者の体験談掲載あり
転職支援:株式会社ワークポートと提携
一番の魅力は転職サポートが手厚いことです。ワークポートは20代の転職に強みをもつ転職エージェントですので、もし転職先が決まっていなかったら、EXITを利用すると思います。
退職代行サービスの調査まとめ

たくさんの会社やサービスがある時に、確認するポイントはサービスの内容もですが、運営している会社まで見に行くことをオススメします。
今回選んだ3社はサービスのサイトから、運営している会社のページにURLやリンクがあります。他のサービスはすぐに見つけられなかったり、情報が乏しかったりとイマイチなところもありました。
退職してから、次の会社探しはできるだけ早い方がいいです。転職面接の時に、その間なにをしてたんですか?と聞かれてしまうからです。もし、退職代行を利用するなら、次の仕事探しも同時に進めていきましょう。
転職サイトも検討している方は、転職サイトはどこがいい?転職サイトの特徴をまとめて比較!全27サイトも参考にしてみてください。【比較】転職サイトはどこがいい?転職サイトの特徴をまとめて比較!全27サイト
実際に僕が転職で本当に使ってよかった、おすすめの5社・転職サイトと転職エージェントをご紹介していますのでご覧ください。転職で本当に使ってよかった、おすすめの5社・転職サイトと転職エージェント
おまけ:退職代行サービスを使われた会社の対応

実は僕の知っている会社の管理部長が、退職代行EXITから電話がかかってきて退職した社員がいたという話しをしてくれました。
その管理部長の会社では、ややこしい事は避けたいので、すぐに手続きを進めたそうです。
退職代行業者は退職に関する法律でどういったことをすると会社側がダメだ!ということを知っているから、余計なことはなにも言わないで退職手続きをおこなったそうです。
従業員は退職に関する法律など、ほとんど知らないので、会社に言いくるめられる可能性もありますので、退職代行サービスの利用も検討してみてください。

