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書評『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書』要約・レビュー (著者:西岡壱誠)

東大読書 表紙と背表紙

本を速く読みたい、内容を忘れたくない、速く読むためには、量を読むことだとよくいわれる。確かに、量を読めば速くなるが、この本を読めば、量を読まなくても、内容の理解は進む。

「本を読む」行為を無駄にせずに、効率的にするためのヒントがこの本には詰まっている。本を読むのが苦手、時間が取れない方には、この本を読むことをオススメしたい。

「東大読書」要約

STEP.1
本を読む前にテーマを確認
本のタイトル・目次を読み何について、書いてる本で、どういう順番で説明しようとしているのか?を把握する
STEP.2
読書ではなくインタビュー
本を読む、文字を目で追うではなく、著者にインタビューしているつもりで読む。常に対峙している。質問や、疑問点の追求も意識的に考える。
STEP.3
整理しながら読む
この本で著者が伝えたかったことは何か?を一言で説明してください!と読了後に聞かれるつもりで読む。
STEP.4
2冊以上同時進行で読む
複数の本を同時進行で読むことで、複数の著者と議論しているようになり、理解が深まり、「思考力」と「幅広い視野」を身につけることができる。
STEP.5
本について誰かと議論する
議論とまではいかなくても、同じ本を読んだ人と意見を交換するだけで、読んだ内容が定着する。
読むべき本の探し方
  • 売れている本、ベストセラーを読もう!売れている理由がわかる。それだけ議論できる内容が多い可能性が高い。
  • 本をよく読んでいる人に、自分にあった本を教えてもらう。
  • 時代を超えて読み継がれている古典を読む(普遍的な真理を理解できる)
  • 読まず嫌いはしない。避けている本の方が得られる知識は多い。

「東大読書」でわかったこと

主体的に、積極的に「本を読む」

文字として認識するのではなく、言葉として認識をして、著者から一方的に受け取るのではなく、著者に直接話を聞いているスタンス。

つまり積極的に本を読むスタンス。

著者が主催するイベントに参加して、1対1でインタビューできる場合を想像してほしい。

寝転びながら話すだろうか?
何もメモを取らないだろうか?
質問、疑問点は何もないだろうか?
もっと知りたいと思う箇所はないだろうか?

本から学ぶというスタンスで読めば、読み方は自然と洗練されていく。心がけ次第だ。

誰かに自分の言葉で説明するつもりで読む

家族でも、兄弟でも、姉妹でも、同僚、上司、後輩、先輩、彼氏、彼女、誰でもいい。対象は誰でもいいから、とにかく、誰かにこの本に書いてあることを説明しないといけない。

と思って読むと、何が書いてあるのか?を理解しようとする脳がより活性化される。

著者の言葉ではなく、自分の言葉で伝えないといけない。

ベストなのは、この本を読んでみたい!と思わせるように、説明しないといけないと思いながら読むと、なおさら良いだろう。

まとめ

最初に全体を大雑把に理解すること
最後に誰かとこの本について話をする前提で読みすすめる
読んでいる時は著者と対峙しているつもりで読む

この本の要点はこの3つだ。ものすごくシンプルだが、この本を読むまで気づけてないなかった。

この本が売れた理由

「東大読書」タイトルの通り、「東京大学」のブランドが使われていることで、ある意味ターゲットが全員になっている。

普段本を読まない人も、これを読めば、何かすごい物を得られるのかもしれないと手に取った人も多いだろう。

僕の勝手な憶測でしかないが、そもそもの読書家と言われる。多読の方、1週間に1冊以上くらいのペースで読んでいる方が自分の読み方との違いを確認してみたいと購入したケースも多いと思います。

伝えていることはシンプルだし。装丁もわかりやすく、書店も売りやすい。消費者に訴求しやすい本だと言えるかもしれません。

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