日本国民に7万円/月配ります!無条件で!
4人家族なら、7万円×4人=28万円月間
ひろゆき氏が、この著書の中で提案しているベーシックインカム(BI)。
ベーシックインカムがあることで、生活の心配をすることがなくなる人が増えて、ブラック会社のような働かせ方をしている会社で働く必要がある人はいなくなる。
創作活動もしやすくなるので、芸術や斬新なアイデアのものが出やすい世の中になる!
他にも、お金があれば、本当に幸せなのか?お金持ちはみんな幸せなのか?といったお金持ちではない、こちら側の疑問に答えている部分もある。
お金に対する価値観が変わる一冊。あと、あとがきの最初に書いてある最初の一文が面白い!笑
目次
「お金の話」要約

「お金の話」 書評 レビュー
ベーシックインカムがもたらす、明るい未来の可能性

国民一人につき、毎月7万円を配布する制度。こんな夢のような話がマジメに検討されている。
無条件で毎月生活費が数万円もらえる制度がベーシックインカム!世界的に真剣に検討されている。
ひろゆきさんの他の著書でも、このベーシックインカムについて書いてあんですが、この制度の導入については、僕は大賛成です。ひろゆきさんも可能性を感じていると書いてあります。
- 生活の不安が消える(4人家族で28万あれば、田舎に住めば生活できる)
- 一人暮らしでも、場所を選べば、7万円で生活できる。田舎でシェアハウスすれば、固定費はぐっと抑えられる。
- ブラック企業が消滅する(お金の為に働かないといけない状況の人が減る)
- 働かなくても生活できるので、働きたい人が働いて、働きたくない人が働かないので、企業の生産性があがる。
価値を高める要因が、負の方向に働いている構造が、社会を間違った方へすすめてしまう。これが資本主義の大きな欠点。
本書で出されている例は、悲惨な境遇の方が、多くお金をもらえるインドのホームレスの話。五体満足の子供に渡す金額よりも、腕がない子供にわたす金額が多いと、子供の腕を切り落とす親がいます。
この経済循環は世の中を悪くしてしまいます。
安い商品、サービスばかりを求め続けると、安いお金で働きつづける人をつくり結局自分も安く働くことになります。
お金との付き合い方

「お金で買えるものでは、大して人生かえられない。」
この一言には、衝撃を受けた。もちろんお金を稼ぎたい、多くもらいたい!と思っているから、僕はこの本を買った。でも、お金持ちになっても、変わらないよ。
えー!そんなバカな!と思いましたが、
この一文で僕が考えたことは、「お金持ちになって何がしたかったんだっけ?」でした。
考えた結果、2つあった、時間と距離を手に入れることができることでした。
趣味である、読書や映画鑑賞に使える時間がもっと欲しい!
旅行がしたい。日本国内も全然行ったことないところばかり。海外はハワイとラズベガスしか行ったことがない。もっといろんな世界を見て知見を広げたい!
自分の知識と経験を増やしたい!そのために、お金が欲しい!という欲求でした。
この章で、ひろゆきさんが、宝くじがあたった人や、アイスホッケーの選手が破産する話を紹介してくれている。
今よりも、いい場所に住み、いい服を着て、いい食べ物を食べることにお金を使ってしまい、そこのコストが上がってしまうから、収入が減ると生活レベルを下げないといけないけど、下げられないことが原因で破産する。
生活レベルを上げてしまうのは、人間の欲求はそういう風にできてるからで、一度贅沢してしまうと、いつも贅沢したくなる。いつも贅沢していると、もっと贅沢したくなる。もっと贅沢をいつもしたくなる。という循環は止まらない。人間の欲求はとどまることを知らない。
1億円の貯め方をいくつもの方法から、検討して提案してくれています。
金融資産で1億円。金融資産なので、不動産は含まれない。となるとかなり難しい。
でも、お金持ちになると、お金を加速度的に増やすことができる。同じ株を持っていて4%上がったとして、100万円投資して4万円にしかならないが、1億円投資すれば400万円になります。
賢いお金持ちは、お金持ちで居続けることができます。
100万投資しても、減るリスクがあって、上がっても4万なのであれば、4万円使わないことを考えた方がいい!
確かに、お金を持っていて、使わないことは最強にお金が貯まる方法です。
不動産投資はしない方がいい?
ひろゆきさんも書いてますが、僕も少し違う理由ですが、不動産投資はしない方がいいと思っています。僕は区分所有でマンションを1室賃貸でまわしているが、離婚して売るに売れず、仕方なく賃貸に出してます。
不動産投資は、お金を借りて始める不動産投資は特に絶対にオススメしない。投資回収した後に、その物件をどうするつもりなのか?30年40年経過したボロボロの建物には誰も住みたくないです。
その時に、じゃあ売ります!といっても買う人などいない。じゃぁ新築に建て替えます!そのためにまた借り入れが発生すると思います。その借金を回収するのは何年後?となってしまうのではないかな?思っています。
売り抜ける戦略で、買って10年くらいで累計で黒字になって、売却してさらに利益を取る!ならいいかもしれないですが、10年後に黒字であることとも、すぐに買い手が見つかる保証もないですからね。
人口が減っている日本において、アパートや区分所有マンションなどへの投資は不利だと考えます。
お金の使い方

クレジットカードのリボ払いと、カードローンは絶対にしない方がいいです。年間10%以上の手数料や金利がかかるのが一般的です。10年借りていたら、元金と同じだけの金額を金利として支払っていることになります。
オンライゲームの課金はしないほうがいい。これも確かにその通りで、昔やっていたゲームが提供終了になったことがあるが、その時にふと思った。
今までこのゲームに費やしてきた時間はなんだったんだ?
そんな、手元になにも残らないものに時間とお金を使うのはもったいないとその時初めて思いました。それ以来ゲームはあまりしなくなりましたし、やっても課金は絶対にしません。
お金を使うなら、自己投資に使った方が絶対にいいです。この先の給料や収入を上げることに繋がるなにかを学ぶことがいいと思います。複利で増やすことも提案されていますが、それよりも自己投資が一番いいと思います。
お金を使った分を取り返せるようにお金を使うようにした方がいい。お金を稼ぐ、お金を増やすことにつなげればOKですが、単なる消費はもったいないです。
休みの日の過ごしかた?

ストレス解消になにをするのか?そもそもストレスが貯まる原因はなんなのか?
ストレスを解消する時は何をしているんですか?と聞かれることがあるが、何もしていない。強いて言えば、お酒を飲んでいるが、ベロベロになるまで飲まないし、ストレス解消のためとは思っていないですが、多分ストレス解消なんだろうな。
たまに、若い子に、暇な時なにをしてますか?とか聞かれることもあるが、
「暇な時」ってなに?と思ってしまう。
時間があると本を読みたいし、みたい映画もいっぱいある。子供が起きてる間は、子供と遊んでます。
僕にとって暇な時間は強いて言えば、公園に連れて行った子供が子供同士で遊んでいる時間です。でも、それも最近解消法を見つけました。一人で走ったり、ストレッチをしています。すると暇なときがなくなってしまいました。
趣味が読書であることで、お金をたくさん使わなくても、楽しめるし、自分の糧になるものを得られるので、結局仕事でリターンがあるから、単純な消費にはなっていないですね。
お金をあまり使わない趣味を持って、それを楽しむことで幸せと感じることができれば、それが一番幸せなのかもしれません。
幸せってなんだっけ?

幸せの定義は人それぞれで、結局、自分で決める事なので、主観的なものです。お金を持つことと、幸せの定義を切り離してしまうことを考えた方がいいみたいです。
あとは、小さな出費でも毎月出費が発生するものを減らす。それと同じ考え方でもありますが、田舎に住むとか、安い部屋に住む。
ひろゆきさんが一貫しているのは、お金を貯めたい!増やしたい!ならお金を使わないことを考えてそれを実行する。凄くシンプルだけど、すでに都会で”便利”な生活や、会社で働かないといけないと考えてしまうと、なかなか使わないお金を減らせると思えないです。
でも、これが生活レベルが上がっている状態かもしれません、それをいかに下げることができるか?自分の満足するレベルを明確にして、それ以上になる、過剰な消費をしない!
これに尽きるといってもいい。そして、一定の生活ができていれば、そこと幸せの概念を切り離してしまう。
毎日、ミシュランの星のついたレストランで食事をしたいか?外食ばかりしていたいのか?出前?それが幸せの条件でしょうか?
どこかで、欲求を切ってしまわないと、ずっと不幸なままになってしまうので、たしかにひろゆきさんの言うようにどこかで、お金と幸せをわけることが必要なんだと思います。
そのためにもベーシックイカムがあるといいのですが。
消費税はただしい!

確かにそらそうだ!という感じです。
脱税がほぼできないので、消費税で税金をとることは、効率的だというのです。確かにそのとおりだと思います。
会社を経営している人は、期末に利益が出すぎると税金を多く払わないといけなくなります。そうなると、みんな慌ててお金をつかって、払う税金を少しでも減らそうとします。
個人事業主も同じです、赤字であることを責めるひとは誰もいませんし、黒字である必要がない兼業の人もいます。だから、わざと経費をたくさんつかって赤字にしているひともいます。
みんな税金を払いたくない、税金を払うくらいなら、無駄になってもいいから他のことにお金を使おう!とする人が多いし、それをすり抜けることができます。
でも消費税は確かに、節税ができない税金です。
税金のとり方としては確かに正しいです。
現金支給の会社には就職するな!

この本にはそんな事は書いてないですが、現金で給料を支払う会社はたいていの場合、不正会計をしています。架空の従業員を雇っていることにして、社長がお金を多く持っていたり、節税を通り越して、脱税をしているケースもあると思います。
銀行から、引き出して、現金にしてしまうと何に使ったかが「領収書」「給与明細」とか紙でないと、確認できなくなりますが、紙=不正し放題です。
電子化すると全部記録が残るので、記録が残ったら、まずいお金は現金と「紙の証明書」になることが多い。犯罪も、政治献金も基本は現金。
現金が悪いことしやすいのは事実だし、現金がなくなると悪いことがしにくい良い社会になる可能性が高いという説は大きく頷けます。
プログラマー最強説!

これは常々思っていたことですが、あらためて言われるとやっぱりそうか!という感じです。
ひろゆきさんも、ホリエモンさんも、プログラマー出身なわけです。それにCashの光本さんも多分自分でプログラミングできる。
プログラミングを覚えて、サービスを作って、売って1億程度で売買されるのは多いと思います。数千万単位でやり取りされるサイトも多いです。
自分でサービスを作れるプログラマーは今後も最強だと思います。
それと同じくらい最強なのが、コンテンツを作れる個人です。ハリーポッターの作者も、ジブリの宮崎駿さんも個人ですし、スターウォーズのジョージ・ルーカスも個人。漫画やアニメのコンテンツを作るのはいつも個人です。
コンテンツを作る人だったり、プログラミングする人ははやり最強なのです。何億円にも化ける可能性を秘めたものを作り出すことができるからです。
まとめ
- 権利は使って問題ない
- 与えられた権利を使ってい人を批判するのはお門違い
- 新しいものを積極的に受け入れる
- 自分はダメな人間と思って、小さな目標にする
- 100万円の貯金をする
- 会社は潰れること前提で自分の生き方を考える
- 成功した人にはたっぷり豪遊してもらおう!
- 新しい、いかがわしいものを受け入れる
- ルーティンをしない側になろう
- 観光産業はまだまだ伸びる
- ネガティブな情報をそのまま受け止めない
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