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書評『学びを結果に変えるアウトプット大全』要約・レビュー (著者:樺沢紫苑/精神科医)

アウトプット大全 表紙

アウトプットが上手くできなくて、困っている人は多いだろう。自分の考えを相手に伝えられない。誤解されてしまう。上司の質問に、正確に回答できない。言葉が多すぎたり、少なすぎたり。いつもアウトプットの後に、指摘されてしまう。

そんな悩みを持っているのではないだろうか?著者である樺沢氏はとんでもないアウトプットの達人だ。

これまで出版して書籍は28冊。毎月20冊以上の読書を30年以上継続。
メルマガ・・・毎日発行 13年
Facebook・・・毎日更新 8年
YouTube・・・毎日更新 5年
毎日3時間以上の執筆・・・11年
新作セミナー 毎月2回以上・・・9年連続

他にもまだまだあるが、気になる方は本書を確認してほしい。

そんなアウトプットの達人であり、「精神科医」である著者が提唱するアウトプットの方法がこの本には詰まっている。

アウトプット大全の続編?はインプット大全です。こちらも参考に。アウトプットはインプットあって初めて成立します。
書評『学び効率が最大化するインプット大全』要約・レビュー 著:樺沢紫苑
学び効率が最大化するインプット大全 表紙書評『学び効率が最大化するインプット大全』要約・レビュー (著者:樺沢紫苑)

「アウトプット大全」要約

STEP.1
アウトプットの基本法則を理解する
アウトプットをすることが記憶定着や、成長に効果的であるのか?アウトプットのメリットを理解し、意識的に増やしていこう

インプット:アウトプット=3:7が理想
長所を伸ばすことで「自信をつけよう」

STEP.2
科学に裏付けられた、伝わる話し方
良質なアウトプット=事実+感想+意見
肯定・ポジティブな事を優先的に伝える。その後で伝えれば、伝わりやすい。
褒める時は具体的に!
STEP.3
能力を最大限に引き出す書き方
手で書くことが一番良質なアウトプット
本やノートにどんどん書き込む。気づきやアイデアも書き出す。
書き出すことが楽しくなる「道具」を用意する。
最初は描きやすいメモや付箋からOK
STEP.4
圧倒的に結果を出す人の行動力
続ける。教える。集中する。挑戦する。感情を出せる場所を作る。
STEP.5
アウトプット力を高める7つのトレーニング法
人に見られるアウトプットが一番効果が高い

「アウトプット大全」でわかったこと

そもそもアウトプットとは?

人の成長を加速させる方法。聞く、見る、読むではなく、発言する、動く、書くことによって、インプットの度合いが上がる。それによってアウトプットの質もさらに向上し、結果・成果につながる。

子供が”言葉にならない音”を毎日毎日アウトプットすることで、だんだん”言葉”になるのと同じで、何歳になろうが、アウトプットをすることが成長に効果的である。

話すアウトプットは、伝えて相手の動きを変えることがゴール

”話す”=”聞く”人がいる。人に伝えているから、伝える相手が共感しやすい伝え方をしなければいけない。ネガティブではなく、ポジティブに、曖昧よりも具体的に、悪意でなく、好意を。

相手に共感をしてもらうためには、ポジディブであり、肯定することを先に伝えておけば、耳の痛いことも伝わりやすくなる。心の扉が開くイメージ。その扉の鍵は「ポジティブな言葉」「認める言葉」「正直で誠実な言葉」

デジタルの時代だからこそ、あえて手書きにこだわろう!

スマホの普及により、電子的にメモを取ることも多く、PCで仕事をするので、人によっては一日にペンを持つことがない人もいるかもしれないが、書き込むことが一人で完結するアウトプットとしては効率がいい。

話すように相手がいないとできないが、書くことはいつでもどこでもやろうと思えばできる。前田裕二氏の「メモの魔力」でも記載があるが、「書く」こと記憶の定着、思考の整理に有効であることは科学的にも証明されているようだ。

話す、書く以外のアウトプットも増やそう!行動とチャレンジ!が成長を促す

話すこと、書くことは確かに主なアウトプットであり、機会が多い。一時的に行動がかわっても、継続しないと意味がなくなる。途絶えたら、また始めればいい。

教える機会が得られるなら、積極的に取りに行こう!何よりもそれが一番人を成長させる。それ以外にも、自分の感情を表現できる場所をもとう。感情を全て消す必要はない。出せるところを作ればいい。

人に見られる事を意識してみよう

自分一人で日記をつけているだけよりも、SNSやブログにどんどん発信をしてみよう人に見られるという意識が、アウトプットをより洗練されたものにしていく。

まとめ

相手の感情を考えて話す。
書くことで自分自身のインプット回数が増える。
人に見せることでアウトプットが洗練される。
継続できる状態を作ろう。楽しもう!

著者が精神科医であることもあり、一つ一つの方法に説得力がある一冊。表現もそうだが、この本の内容が正確に伝わっていることが、この著者が提唱するアウトプットの手法が正しい事を証明していると言ってよい。

継続できる状態を作ることが、ポイント。ペンやノートにこだわると道具に愛着があるので、使いたくなり、継続しやすい。

この本が売れた理由

ビジネスパーソンを中心に、アウトプットを課題に感じている人が多いことが要因だろう。この本の装丁のデザインが読みやすさを暗に示している。

これにより、普段本を読まない層も、ある程度取り込んだ可能性が高い。37万部を超えるベストセラーになっている。「伝わらない」と悩む人がいる限り、売れ続けるだろう。

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