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新入社員の期間が終了した2年目社員に送る、新卒を受け入れる先輩社員の心得

湖に手を広げる女性

社会人2年目で、新卒が同じ部署に配属され、チューターになる人もいる。他にも直接の部下や後輩ではないが、他部署に新卒が配属される人もいるだろう。

新卒を受け入れる時に気をつけてほしい3つ心得を紹介しよう

自分の成長を実感しよう!

後輩と話しをしていると、あれ?言葉が通じない?と感じることがあるだろう。この1年間で染みついた、”業界用語”、”社内用語”、”特殊な略語”を自然と使ってしまって、その”言葉”の説明からしなければいけない。

この時に、自分も去年同じ状況だったのに、今では、それを教えられるくらい理解していることに、まず自信を持とう!成長した実感として捉えよう。

パソコンのタイピングの速度が新卒の時と比べて早くなったことも実感してほしい。新卒と比べてもいいし、過去の自分を思い出してもいい。格段に早くなっているだろう。

その他にも、どんな小さなことでもまず、自分が成長したという実感を強く持ってほしい。できなかったことが、できるようになっている。知らなかったことを知っている。成長した証だ。1年間、努力してきた証拠。

その1・去年よりも成長したことを具体的に思い出して、自分に自信を持とう!

「自分もできなかった」ことを認識できただろうか?あなたの前には去年の自分がいる。1年かけて、できるようになったことが、逆に何もできない新卒がいる。

去年の自分に接するつもりで、接してほしい。先輩として偉そうにする必要も、自分が出来る、知っていることを見せびらかして、差を感じさせる必要はない。自分に自信を持っている先輩であるだけでいい。

出来ないことが当然。1回で覚えた事はある?

新卒とのコミュニケーションは常に、過去の自分とのコミュニケーションと思ってほしい。そうすればきっとやさしい気持ちになれる。トゲトゲしい言葉や表情は人を警戒させて、言葉が伝わらなくなるだけだ。

あなたが、イライラすればするほど、本当に伝えたい事は伝わらない。
頭ごなしに怒る”親父”
気持ちに寄り添う”母親”
どちらの言うことがすんなり入るか?だ。おそらく気持ちに寄り添う”母親”の言葉の方が聞き入れやすい。

NGワード
  • なんで出来ないの?
  • さっき教えたばっかじゃん?
  • そんなことも知らないの?わからないの?

もちろん人によって出来る事、出来ない事は違うから、去年の自分と比べると出来ることが多い新卒もいるし、逆にできない新卒もいるだろう。

ここに挙げたNGワードは「主役が自分」であり、相手を批判することで、相対的に自分が”優れている”とアピールしている。本当に自分に自信がある人は、こんな言葉使わない。

だから、最初に「自信を持ってもらった」のだ。

でも、NGワードを言ってしまいたい時もあるだろう。その時に考える事は、「どう伝えるのが、一番効果的なのか」だ。

NGワードはほとんどが、会社や先輩が一度教えていることができてない時に言いたくなる言葉だ。新卒はまだ、「忘れない対策」や、「覚える方法」が固まっていない。それを一緒に考えていくことが先輩が一番力を入れるべきことだ。

「忘れない対策」と「覚える方法」が決まれば、それを継続すればいいだけになる。あなたが新卒の時に、「何回も同じこと聞くな」「さっき教えたよね」と言われたのではないだろうか?もしかするとまだ言われているかもしれないけど・・・

その2・「忘れない対策」「覚える方法」を一緒に考え、工夫する

「忘れない対策」「覚える方法」を新卒と一緒に探す。メモを取るだけじゃなく、そのメモやノートをどう活用するのか?も含めて、新卒と一緒に考えて、PDCAを回していけばいい。それを習慣にしよう。

教えたことを1回で覚える人間は、自分に一番あっている「覚える方法」と「忘れない対策」ができている人だ。その人にとっては教わったのは1回かもしれないが、自分の中では何回も繰り返しているだろう。

どうせ感情を出すなら、プラスの感情を出そう

以前、職場がホームかアウェイかという記事を書いた。興味がある人はこちらの記事を読んでほしい。

「目は口ほどにものを言う」ことわざがあるが、目以上にものを言うのが、態度だ。新卒に対して、以下の態度はNGだ。

NG態度
  • ため息
  • 身体を相手に向けないで話す
  • 何かしながら話す
  • 同期との比較

なぜ、これがNGなのか?理由は一つだ!自信を持たせることができない。逆に自信を削ってしまう態度だからだ。

少なくとも20年近く新卒も生きてきている。あなたがまだ知らない彼ら、彼女らの良さや強み、あなたよりも優れた点もあるはず。それらを全て無視して、仕事の一点だけを捉えて、全てダメかのように振舞っていることになる。自信を無くさせてしまうだけだ。

あり得ないが、ある日、イチローがあなたの部下になっても、NG態度を取るだろうか?あなたの業界で働いたことがないイチローはもちろん、知らないことだらけだろう。1回で覚えないこともあるかも知れない。

その時もあなたは、NG態度を取るだろうか?

イチローへのリスペクトからNG態度はほとんど出てこないだろう。

極端な例を出すと、新卒はイチローじゃないという人もいるだろう。イチローではないが、あなたが知らない素晴らしい功績を未来に残す可能性はゼロではない。

やればできると信じることが、何よりも大切で、その自信を積み重ねることが自主性と自己成長を引き出す。

その3・自信を持たせ、自信を削らない!

新卒は初めて働く、わからないこと、知らないことだらけだ。それなのに、なぜか、自分はできる!しかも仕事は完璧にできると思い込んでいるケースが多い。これは本当に不思議だが、仕事はスポーツや勉強と違って、先天的なことの影響が少ないと考えているからだろう。

働きはじめると、想像していた自分と違うことに勝手に自信を失くしてしまう。それに追い打ちをかけたところでいいことなんて何もない。些細なことでも前に進んでいることを示し、自信を取り戻させ、「やればできる!」と思わせる、自信があれば、「やる!」ことは継続できる。

ポジティブにチャレンジすることが新卒の最大の魅力だ!

新卒を受け入れる先輩の3つの心得
  • 自分自身の成長を振り返り、自分に自信を持つ
  • 新卒にあった「忘れない対策」「覚える方法」を一緒に考えて習慣にする。
  • 自信を持たせ、行動をポジティブにさせる

これは大多数の新卒の方への対応である。これの対象にならない新卒は、「勝手に自分で自信を持っているタイプ」には不向きな、方法なのでそれは別の記事にあずける。