2019年4月25日 東京国際フォーラムで開催された「ソフトバンクキャリアLIVE 2019」に参加してきた。ソフトバンクグループ代表 孫正義氏が直接、新卒及び、中途、(主に新卒向け)に未来を見据えたビジョンと熱き志を語る国内最大級のイベント。
ソフトバンクグループの時価総額(4月26日時点)
12,652,090,895,675円
桁が多すぎてもはやすぐにはわからないレベル・・・
12兆6,520億円!
時価総額国内 第2位(1位はトヨタ)
1代でここまでの企業に育てたあの「孫正義」氏から、直接話を聞ける!同じ空間にいることは後にも先にも、これが最初で最後になるだろう。
世界でトップの経営者の一人の孫正義が「未来を担う若者」に向けて語ったこととはなにか・・・
目次
ソフトバンクキャリアLIVEとは
2018年に開催され、動員人数は約4000名!1社のイベントとしては最大規模のキャリアイベントだ。
世界の未来を見据えたビジジョンと熱き志をグループの会長である孫氏自らが、直接語りかけるイベントである。ソフトバンクに入社を希望する新卒・中途向けではあるが、今年は必ずしも、応募が条件ではなく、参加可能であった。
中途の希望者は抽選で、当選しないと参加できないが、運良く、当選し昨日参加することができたのだ。
人生を変えた書籍「志高く」
2004年5月に発売された書籍だ。なぜ、孫正義がそこまで、頑張ることができるのか?どうして、彼が、志を高く持ち続けることができているのか?の根源がこの本には書いてある。
大雑把に要約すると歴史を大きく変えた、坂本龍馬を始めとする幕末の志士達と同じように、時代の変革を進め、人を幸せにしたい。それをパソコン・ITによってやるんだ!それを追い求めて行く。
それこそが生きる意味であり、頑張る理由である。と書いてある。その考え方に至った理由が、孫正義の過去の経験、体験をもとに説明されている書籍であり、読者にも「志」を高くもつことを勧めている理由も記載がある。興味のある方は読んでみてほしい。
この書籍に出会い、働く軸は「志」にした、世の中がよくなること、自分が働いていることが直接的ではなくても、自分よりも後に生まれた人が、自分よりも大きな成果をあげれるような土台のひとつになること。
これが、軸として決まった。どんな事業をやっていようと、世の中の役にたっていない事業などない、どの事業をしても、次の世代、その次の世代がもっと大きなインパクトを世界に落とせるようにしたい。
参考に、私の人生を変えたもう一冊の書籍はこちら
孫正義からのメッセージ
熱狂せよ!
志をもって、熱狂できる仕事をしよう。孫正義のプレゼン?講義?メッセージ?に引き込まれ、2時間があっという間に過ぎてた。大きな流れを説明していこう。
情報革命・AIがもたらすパラダイムシフト
本題に入る訳だが、これまであらゆる方のプレゼンを見てきたが、確実にトップクラスにわかりやすく、シンプルなプレゼン。トップクラスと言っているのは尊敬するマーケターの一人である足立光氏のプレゼンもシンプルでわかりやすい。脱線してしまったが、ソフトバンクが、孫正義が目指しているものはこれだ。
情報革命で人々を幸せに
これがソフトバンクグループの理念だ。創業から変わっていない。ここから先は昨日の孫さんの説明の流れで説明していこう。
ニューヨーク5番街を写した2枚の写真:
1900年:道路には馬車が90%
1913年:道路には自動車が90%
これがパラダイム・シフトである。1908年にT型フォードが発売された。たった5年で大きな変化
たった13年で馬車から自動車に変わっていった、自動運転はすでに実用化され始めている、馬車が自動車に変わるようい2035年にはAIが9割を占めている世界になっている。
坂本龍馬をはじめ、ごく少数の人間が「志」を持ち、熱狂して、日本を良くするために動いたから、今がある。
「夢」は個人が抱くもの「志」は多数の願望を叶える共有できるもの
「志」を表す英語はない・武士の心
アメリカに留学している時に、一枚の写真にであった、「マイクロチップの回路を写した」写真
それを見て、孫さんは衝撃を受け、脳みそに血液が集中して、手足がしびれる感覚だった。
30年でCPU・メモリ・通信速度が100万倍になった。
これから先の30年でも同じようにCPU・メモリ・通信速度が100万倍になる
知的ロボットが人類の人口を超えていく、2030年に、IOTデバイスは1兆個になる。IOTデバイスに使われる半導体の設計図のシェア100%はarm社
そのarm社の100%株主はソフトバンクグループ
AIの発達は加速する。自分の人生をかけて熱狂できるテーマを見つければ、有意義な人生をおくれる。「登る山を決める」
AIが普及すると仕事がなくなる説もあるが、産業革命の時にも同じことが言われていたが、今みんな働いている。でも、100年前は9割の人が農民だった。
新しく仕事は生まれてくる
年間世界で亡くなっている。AI自動運転になれば、ゼロにはできないかもしれないが、圧倒的に減らすことができるだろう。
小売と広告が置き換えられてきただけで、GDPに考えると小売6%、広告1%だけ
AIが入ることで残りのGDPの部分への変革が進んでいく。
年間世界で亡くなっている。ガンの治療方法はあるが、発見が遅いことで対応できない。AIで早期発見できれば、犠牲を減らせる。安価でスピーディに検査できる技術を持っている「GUARDANT」社がシェア100% ソフトバンクは出資している
年間世界で亡くなっている。野菜が不足していることが大きな原因。少ない面積で屋内で大量に収穫できる技術の会社「Plenty」にも出資している。
企業は30年単位で衰退していく、それは創業者の影響力が落ちる。強い志を持っている人間がいなくなるから、衰退する。
「志」=「情報革命」をあらゆる分野で変革を起こしていくNo1に出資をし、ファミリーになる。出資比率をあげて、コントロールするつもりはない。そんなコントロールしなければいけない企業はNo1になれない。
パラダイムシフトは必ず起こる
パラダイムシフトは必ず起こる。これは絶対に間違いない。インターネット革命によってもたらされた変化よりも、大きな変化が絶対にこの際に起こる。
その大きなパラダイム・シフトに乗るために10兆円を用意したのがソフトバンクグループのAI群戦略である。
あなたは何に熱狂したいだろうか?
大きな時代の変化が来ていることは、なんとなく感じているが、何が起こるのかわからない人も多いだろう。私もその一人だ。なぜ、それがわからないかは情報をもっていないからだ。判断する材料が少なすぎるから、判断できない。どれだけ情報を獲得し、それを自分で考えて、他の人が何を考えているかも加味して、行動をしていく必要がある。
この先、あなたは何に熱狂しているだろうか?