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社員クチコミ図書館ってなに?OpenWorkはVokersから、なにが変わったのか?【口コミサイト】

OpenWork_トップ

企業の口コミサイトのVokersが2018年のリンクアンドモチベーションと資本業務提携し、2019年4月にopenworkに社名変更をし、5月にサービスリニューアル。

リンクアンドモチベーションとの資本提携から大きな変化を点て続けに仕掛けてきています。

従来のサービスとの違いと、これからの展望について記載していきます。

個人的な所感や憶測も入れた記事になり、関係者の方には失礼に当たる部分もあるかもしれませんが、一般消費者の一意見として、ご了承いただきたいです。

他の口コミサイトと比較したい方は、【比較】企業『口コミサイト』5つを比較!転職面接前にチェック!をご覧ください。
5つを比較口コミサイト【比較】企業『口コミサイト』5つを比較!転職面接前にチェック!

社員クチコミ図書館ってなに?

Twitterをやっている人は、5月27日にこの画像を見た人は多いと思います。新宿駅で大々的に展開されています。すごい迫力!これは圧巻です!
100社のクチコミを1社分収録したクチコミ本が100冊設置されています。

掲載期間は2019年6月2日(日)まで!

どんな企業のクチコミ本があるのか?

クチコミ本が設置されている企業は「働きがいのある企業上位100社」ここではその中でも上位50社を記載しておきます。

  1. グーグル合同会社
  2. 株式会社セールスフォース・ドットコム
  3. 三井不動産株式会社
  4. 株式会社ボストンコンサルティンググループ
  5. 株式会社リンクアンドモチベーション
  6. 株式会社ユーザーベース
  7. サントリーホールディングス株式会社
  8. シスコシステムズ合同会社
  9. プルデンシャル生命保険株式会社
  10. 伊藤忠商事株式会社
  11. アサヒビール株式会社
  12. 株式会社キーエンス
  13. プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
  14. 旭化成株式会社
  15. Apple Japan合同会社
  16. 株式会社アシスト(ソフトウェア)
  17. 三菱商事株式会社
  18. レイス株式会社(人材サービス)
  19. 株式会社電通国際情報サービス
  20. 株式会社グロービス
  21. 株式会社リクルートホールディングス
  22. 野村不動産株式会社
  23. 株式会社LIFULL
  24. 株式会社イトクロ
  25. ライオン株式会社
  26. トヨタ自動車株式会社
  27. 三井物産株式会社
  28. 味の素株式会社
  29. 株式会社博報堂
  30. 株式会社ファインドスター
  31. アクセンチュア株式会社
  32. 株式会社マクニカ
  33. デロイトトーマツコンサルティング合同会社
  34. 鹿島建設株式会社
  35. アビームコンサルティング株式会社
  36. 株式会社野村総合研究所
  37. 東京海上日動火災保険株式会社
  38. 株式会社遊楽
  39. 株式会社エイチーム
  40. 株式会社竹中工務店
  41. 特許庁
  42. ヴイエムウェア株式会社
  43. Sansan株式会社
  44. 株式会社シグマクシス
  45. 日本工営株式会社
  46. 株式会社コスモスイニシア
  47. デル株式会社
  48. ソニー株式会社
  49. ブラザー工業株式会社
  50. レバレジーズ株式会社

特許庁とか気になるので、見てみたいです。

どこに掲示されているのか?

東京の新宿駅のメトロブロムナード
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目38
丸の内線の新宿駅〜新宿3丁目の間にある地下通路です。

具体的な場所はこちら

広告が展開されている場所

仕掛け人は誰か?

仕掛け人は、ワンキャリアの執行役員でもあり、「転職の思考法」「天才を殺す凡人」の著者である、北野唯我さんです。2019年5月22日にVokersの戦略担当ディレクターに就任されていました。
その時のリリースはこちら
参考 北野唯我氏がVorkersの戦略担当ディレクターに就任openworkプレスルーム

もうお一方、リンクアンドモチベーション 取締役 麻野耕司さん 「すべての組織は変えられる」「THE TEAM 5つの法則」の著者。役所広司さんのCMでお馴染みの”モチベーションクラウド”を普及させている方です。

麻野さんは、2018年9月20日に発表された、Vokersとリンクアンドモチベーションの資本業務提携に伴い、2018年10月にVokersの副社長に就任されていました。

参考 株式会社リンクアンドモチベーションとの資本業務提携に関する契約締結のお知らせopenworkプレスルーム

こんなお二人が組んだプロモーション、面白くない訳がないです。

プロモーションの狙いは?

この大々的なプロモーションの狙いはどんなところなのかを考えてみました。

  • 企業のクチコミサイトの認知向上
  • Vokersからopenworkへ変わったことへのアピール
  • 大々的な展開によるSNSでの拡散(局地的な広告を全国展開できる)
  • WEBの情報に触れない、リアルへの接点が多い人へのアプローチ
  • 立ち止まって読んでいる人がいると「気になる」心理を活用
  • 話題になり、マスコミが取り上げれば、広告効果は絶大

主に狙っている効果としては、上記の様なことが考えられます。WEBサービスをあえて、リアルの空間でPRしているので、今までリーチできてない層にアプローチしたいという意図が感じられます。

そういう意味では、ビジネスマンの視聴率が高い、テレビ東京のWBSで取り上げられた事は宣伝効果は大きかったと予測できます。

社名・サービス変更の効果がこの広告で一気に効果を発揮したと思います。

ただでさえ、クチコミサイトでNo1のVokersが社名を変え、サービスを変えてここまでの展開をしているのか?を考えてみたいと思います。オープンワークでなにをしたいのか?

No1は私の勝手な思い込みかもしれません。

openworkでなにが変わったのか?

openworkのサイトをのぞいてみた

OpenWork(旧_Vorkers)トップページ

「一人ひとりが企業に縛られることなく、もっと自分らしく、もっと働きがいを感じながら生きられる社会へ」
というメッセージが印象的です

会社の評価ページは大きく変更されていない

会社スコア

大きな変更!履歴書登録で全部閲覧できる!

openworkWEB履歴書登録画面

これがオープンワークになって一番大きな変更点です。これまでは履歴書登録という選択肢はなかったです。

他のサービスへの登録はありましたが、オープンワーク自体に履歴書情報を登録する機能はなかったです。半年ごとに履歴書を確認するだけで閲覧権限が付与されるようになっています。

閲覧する方法は以下の4つです。

  • 履歴書情報を登録する(半年毎の更新で閲覧し放題)
  • 会社評価レポートに回答する(180日間閲覧可能)
  • 転職サービスへの登録(30日間閲覧可能)
  • プレミアム会員になる(1,000円で30日間閲覧可能)

転職サービスへの登録でも閲覧できるようになりますが、一つの転職サービスにつき30日間の閲覧期間が追加されるだけなので、長い期間見るのであれば、複数サービスに登録することになります。

それは面倒なので、履歴書情報を登録してしまった方が良い。クチコミが全部見れるのであれば、履歴書情報の登録数は伸びると思います。

クチコミと求人情報が一緒に閲覧できるのは便利!

企業ページのタブ
open work企業ページより

気になる会社のクチコミ情報がすぐに見れるのは便利。今までは、転職サイトで見つけた会社のクチコミをVokersで再度検索をしていたが、open workではその必要はなく、どちらも見れてしまいます。

さらに応募もできます。オープンワークが所有してる求人であれば、直接に提携先の求人は提携先のサイトに飛びます。これが少し面倒かもしれませんね。

openworkが、もたらす変化とは?

社員からの評価が高い会社が採用しやすい仕組みになっています。企業からスカウトメールを送付できる機能があるそうで、クチコミスコアと連動して送付数が変わるようです。お金で買えないサービスとして提供されているので、企業はスカウトメールを送る為には評価を上げる必要があります。

また、求人とクチコミを両方見れてしまうので、クチコミスコアが低い会社に行きたいと思う人が少なくなります。企業が改善をしなければいけない状況を作り出すことができます。

逆に、どこかに特化してスコアを伸ばすことも戦略的にできると思います。「20代の成長環境」を強化することで、若くて意欲の高い人材を採用することができる可能性は高くなります。

ワーキング・データ・プラットホームへ

企業も個人もリアルな情報が集まるプラットホームに進化していく、それを「ワーキング・データ・プラットホーム」と麻野さんはおしゃってます。

「オープンワーク」のこれからの展開に注目していきたいです。

まとめ

所感

最強のクチコミサイトに、新しい切り口として「求人情報を充実」させるだけでなく、登録者から「履歴書情報」を得ることで、一気にサービスの利便性があがった印象です。

企業のクチコミがオープンになり、それがなんとなく影響していた時代から、明らかに影響する時代に突入する。

ただ、すべてのスコアが高い企業が必ずしも、自分に適した会社であるとは限らない。求職者側の志向も明確になっていないと、ミスマッチな転職が起きてしまうかもしれません。

今後もしかすると、モチベーションクラウド導入企業はそのスコアも開示する可能性もあるかもしれませんね。そうなると現職中の社員のスコアがわかるので、今の生きた状態がハッキリして、なおさらオープンな転職になるかもしれないです。

ただ、転職先のことがわかりすぎていることで、期待が大きくなり、入社してからこんなはずじゃなかったと思ってしまう可能性もあります。

あくまでクチコミであって、鵜呑みにするのか?しないのか?情報の取捨選択は求職者個人がしなければいけない。その判断力がオープンワーク活用のポイントになるかもしれないです。

実際に僕が転職で本当に使ってよかった、おすすめの5社・転職サイトと転職エージェントの面接前の確認にも選ばせていただいています。

参考:関連記事とVokersについて

open work取締役副社長 麻野耕司さんのインタビュ記事が、日経ビジネスに掲載されています。

参考 終身雇用の崩壊で、若手社員の給与アップってホント!?日経ビジネス

Vokersはどんなサービスだったのか?

Vokersは企業のクチコミサイトです。自分が所属したことがある企業のクチコミを「待遇面の満足度」「人材の長期育成」「社員の士気」「20代の成長環境」などの項目を入力することで、自分が見たい企業の情報を閲覧することができるサービスです。

転職サイトや転職エージェントのサイトと大きくことなるのは、

働く側の”生の声”

が書かれていることです。これは憶測になりますが、昔はWEB系の企業に対するクチコミの方が多かったように思います。利用者にWEB系が多かったイメージです。

その後、会員数を伸ばし、もはや転職の際にクチコミサイトを見るのは常識?と思えるほど定着したサービスだと思います。

Vokersリクルーティングをリリース

Vokersは求職者がクチコミを見たり書いたりするサイトでしたが、2016年に企業が求人情報を掲載できる「Vokersリクルーティング」を展開しています。驚いたことにこの機能は無料で企業に提供されていました。

2018年3月に採用成功報酬型のサービスが追加されています。これでクチコミを見るサイトから応募までできるサイトになりました。

ただし、利用者の印象はクチコミサイトから変わらなかったと思います。転職サイトや転職サービスを利用しながら、そこから紹介された企業や自分が気になる企業のクチコミはVokersに見に行くという使い方が一般的?だったように思います。

すでにクチコミサイトとしての「Vokers」が確立されてしまっていたので、そこから応募するという発想にはあまりならなかったのかもしれません。使い分けをされていたと思います。