書評『ライフシフト 100年時代の人生戦略』要約・レビュー 著:リンダ・グラットン

ライフシフト背表紙

「人生100年時代」と言われているのは、リンダ・グラットンの本書が発刊されてからです。

本書は2018年時点で30万部以上を売り上げるベストセラーになっています。

でも、実は読んでないんだよね。という人も多いのでは?

実は僕もそうだったのですが、読んでみるとなるほど!そういうことが書いてある本だったのか!という感じでした。

マンガもあるみたいです。

最終的な結論は「自分のアイデンティティにあう、生き方をしましょう!」です。

その「生き方」の考え方が今までと異なって来ている点や、新しく追加しなければいけない「生き方」の考え方を提唱しています。

それを3人の人生をシュミレーションすることで説明をしているので、わかりやすいです。その3人は

  • 1945年生まれ・・・ジャック
  • 1971年生まれ・・・ジミー
  • 1998年生まれ・・・ジェーン

ちなみにジミー大西は1961年生まれでした。

出版された2016年時点での年齢は以下の通り

  • ジャック 71歳・・引退(おじいちゃん)
  • ジミー  45歳・・現役バリバリ(おとうさん)
  • ジェーン 18歳・・学生(こども)

この方がイメージしやすいと思います。この3人が100歳まで生きる場合の人生シュミレーションを解説している本です。

それでは内容を説明してきます。

ライフシフト 100年時代の人生戦略 要約

ライフシフト表紙

序章からはじまり、終章で完結します、序章と終章を入れて11章で構成されています。

  1. 100年ライフ
  2. 長い生涯
  3. 過去の資金計画
  4. 雇用の未来
  5. 見えない「資産」
  6. 新しいシナリオ
  7. 新しいステージ
  8. 新しいお金の考え方
  9. 新しい時間の使い方
  10. 未来の人間関係
  11. 変革への課題

各章の概要

各章に個人的な解釈として概要を入れていきます。

序章
100年ライフ

100年生きることがもたらす変化がなにに影響するのか?

この後で述べる各章への導入文です。

第1章
長い生涯

なぜ?「100年生きる」と言い切っているのか?その根拠が書かれている。

医療の発展、健全な生活習慣の啓蒙、これかも伸び続ける可能性が高いので、100年以上生きるつもりで人生設計を立てておくことが望ましい。

第2章
過去の資金計画

教育・仕事・引退モデルの崩壊

100年生きるためには、100年生きる為の資金が必要です。

つまり「資金の寿命ものばさないといけない」

生き方を変えるべき、一つの大きな要因となっています。

第3章
雇用の未来

機械化・AI後の働き方

長い期間働くためには、時代の変化に柔軟に、将来の方向転換と再投資を行う覚悟が必要。

第4章
見えない「資産」

お金に換算できないもの 3つの無形資産

  1. 生産性資産(スキルと知識)
  2. 活力資産(健康)
  3. 変身資産(変化することへの積極性)

無形資産を形成するためには、自己理解が必要。

第5章
新しいシナリオ

可能性を広げる

生産性資産、活力資産、変身資産、有形の資産の4つを生涯を通したバランスから、多岐に渡るシナリオをシュミレーションしている。

40代半ばのジミーと18歳のジェーンがこれからどのようなシナリオを生きることになるのか。

第6章
新しいステージ

選択肢の多様性

教育、仕事、老後の従来の3つのステージ以外にさらに3つの新しいステージが加わる

  1. エクスプローラー:世界を知り、自分を発見する
  2. インディペンデント・プロデューサー:「個人事業主・フリーランス」のような働き方に、セルフブランディングの要素を追加したイメージ
  3. ポートフォリオ・ワーカー:複数の異なる種類の活動を同時に行う時期

新しいステージの特長は、順番と年齢にしばられない。

第7章
新しいお金の考え方

必要な資金をどう得るか

危機感をもって、金融リテラシーを上げて、対応しましょう。

第8章
新しい時間の使い方

自分のリ・クリエーションへ

興味関心があることに時間をつかい、自分自信を再度創造していく。

第9章
未来の人間関係

固定化されたステージを年齢順に歩む人生ではなくなるので、年齢とステージが一致しない。

世代間の壁ではなく、新しいステージでの共通点が出来る。

年齢を中心とした旧時代的な関係ではなくなる。

終章
変革への課題

自己意識:主体的に人生を生きる意識を持つこと

教育機関:学び続ける個人に対応し続けないといけない

企業の課題:新しいステージが追加されることへの対応が必要

政府の課題:既存の年齢と、教育、仕事、引退の3つを軸とした制度の見直しが必要。

ライフシフト 100年時代の人生戦略 書評 レビュー

ライフシフト本体表紙
ライフシフト本体表紙

多様な価値観が認められている実感

新しい3つのステージと古い3つのステージの発想はすごくわかりやすい。

教育、仕事、引退

新しいステージを言い換えるなら次のような意味合いになる。

  • エクスプローラー
    新しいことを好み、未経験なことを経験したい欲求。それを通してさらに自己への理解を深め、価値を上げていくステージ
  • インディペンデント・プロデューサー
    専門的な知識で、課題を解決しながら、お金を稼ぎ、さらにそこから学習していく。
  • ポートフォリオ・ワーカー
    複数のステージの生き方を同時行う

この本からの大きなメッセージは「柔軟に、自分の好きなように生きなさい」だと思います。

というのも、人生が長くなり、あらゆる変化が待ち受けているけど、実際にその時になってみないと、どんな状況になっているかは、わからないです。

だから、どんな状況になっても、自分が人生を「選択できる」状態でいれる準備をしておくことが必要です。

個人的には、エクスプローラーの気質が強いですが、ポートフォリオ・ワーカーにあこがれているのかもしれません。

ステージの変化について、転職という選択肢も出てきますので、年収を上げる失敗しない転職活動のタイミング【転職テクニック】や、【全部の転職サイトがわかる!】正社員の全27サイト特徴まとめも参考にしてみてください。

無形資産を形成する

ライフシフト本体裏表紙
ライフシフト本体裏表紙

無形資産として3つ本書には書かれていました。

  1. 生産性資産
  2. 活力資産
  3. 変身資産

無形資産を形成するために、なにをしなければいけないのか?を考えた時に、思い出したのが、心。 人生を意のままにする力 要約 感想まとめ 著:稲盛和夫でした。

心。がすべての土台になっています。

生産性資産とは

生産性資産とは経済的な価値をもたらすスキルや知識を意味しています。

アイデアとイノベーションが価値を発揮していきますが、イノベーションを目的としてイノベーションを起こしたものはないとニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 要約 感想まとめ 著:山口周に記載がありました。

実際には、PDCAをどれだけ高速で回せるかにかかっています。孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA 感想まとめを仕事だけでなく、個人の人生においても実践していきましょう。

それは、「多動力」要約 著:堀江貴文 感想まとめにも記載がありますが、まさに、コネクティングドッツです。

なにが最終的に線となり、役に立つかはその時にはわからないです。

人材としての経済価値を高めることが生産性資産を形成することに繋がります。

活力資産とは

肉体的・精神的な健康と心理的幸福感が活力資産です。

元気で、ストレスなく、家族や友人との関係が良好であることは望ましい状態です。

肉体的な健康は、週に1回でも日常生活以外で汗をかくことをして、暴飲暴食を避ければ維持できそうです。

ストレスは職場の影響がすごく大きいです。人間関係に悩むような職場は、転職を考えてもいいかもしれません。

元人材業界社員が語る!誰でもできる!失敗しない正しい転職活動のしかた【転職テクニック】が参考になるこかもしれません。

副業をしながら、働ける会社で、副業がうまくいったら、独立という道はインディペンデント・プロデューサーの生き方であり、まさにこれからの働き方です。

【副業OK企業の探し方】主要転職サイトで比較・まとめ【キャリア・転職】

もし、転職するのであれば、企業のクチコミサイトは必須で確認してください。企業の口コミサイトのオススメ、信憑性が高い口コミの見つけ方が3分でわかるとか、社員クチコミ図書館ってなに?OpenWorkはVokersから、なにが変わったのか?【クチコミサイト】が役に立つと思います。

家族や友人との関係について、僕がオススメしている観点はマネジメントしているつもりで接するとうまくいくことが多いです。

上下関係と思っているわけではなく、伝え方や受け取り方の心構えをある意味仕事モードにしてしまうと僕の場合は、こころが広くなるので、そうしています。

具体的な心がまえの内容はマネジメント能力を上げる5つのポイント!これだけできれば、マネジメントの質が上がる!

変身資産とは

変身資産の概念が一番新しい考え方です。

人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力のことである。

ライフシフト 100年時代の人生戦略

わかるようで、わからない表現です。変身資産を手にいれるための3つのポイントがあります。

  1. 自分についてある程度理解していること
  2. 新しい人的ネットワークを築けること
  3. 変化が主体的であること

今の自分を知らないのに、変わりようがないので、理解は必要です。自己分析には「メモの魔力」要約 著:前田裕二 わかりやすく例えて解説 感想まとめが役に立ちます。

他にも、苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子に書きためた「働くことの本質」要約 著:森岡毅(USJ 元CMO)感想まとめも自己分析について書かれています。

新しく変わるともちろん付き合う人も変わってきます。それは自然なことです。

自分で変わる!のと、(誰かやなにかに)変えられるのでは、雲泥の差があることは言うまでもありません。

変わる!ことへのヒントは、必ず最後までやり切る人になる最強の方法「FINISH!」要約 著:ジョン・エイカフにあります。

有形資産もやっぱり大切

有形資産つまり、お金も、もちろん大切です。

ただ、本書では、そこまで詳しく書かれていないです。変化については書かれていますが、資産を増やす指南書ではないので、仕方ないです。

金融リテラシーは、学校教育の一貫でやるべきだと思っていますが、そんなカリキュラムに日本がなる可能性は低いので、自分で学ぶしかありません。

稼ぐ→節約→投資が資産を増やす鉄板です。

節約に関しては日経新聞が無料で購読できる?日経テレコン証券会社版とは?信じられないホントの節約術楽天カードのポイントの貯め方と使い方を楽天カード歴10年のヘビーユーザーが語ります。

投資が不安という人には資産運用自動ロボアドバイザーとはなにか?3分でわかる比較と運用実績【初心者向け】に使える情報があります。

お金に関する本で面白かったのは、これからを生きるための無敵のお金の話 著者:ひろゆき(西村博之)興陽館 要約・まとめです。

無形資産も、有形資産も知識やスキルをつけて自分で形成していくしかありません。

有形資産の構築には、書評『転職と副業のかけ算』要約・レビュー 著:motoが参考になります。著者は年収5,000万のサラリーマンです。

ライフシフト 100年時代の人生戦略をちょっと立ち読み

「ワークシフト」の著者なので、デザインが似ています。

ライフシフト表紙
ライフシフト裏表紙見返し

紫のLIFE SHIFTの文字がかっこいいです。

ライフシフト裏表紙
ライフシフト裏表紙
ライフシフト背表紙
ライフシフト背表紙

帯を捨ててしまっていました。

ページ数は399ページと薄いビジネス書2冊分のボリュームです。

挿絵はありませんが、行間がほどよく、文字の大きさも、ちょうどよく、読みやすいです。

1冊の本と思うとボリューミーですが、前半と後半に分かれている200ページくらいの本と思うと読みやすいです。

ライフシフト表紙見返し
ライフシフト表紙見返し

確かに、お金偏重の考え方ではなく、まさ未来の価値観を提唱しています。

ライフシフト裏表紙見返し
ライフシフト裏表紙見返し

リンダ・グラットンさんは経営思想家として、世界的な評価が高いことがわかります。

世界中のビジネスパーソンが読んでますね。

ライフシフト 100年時代の人生戦略 まとめ

今さらと思いながら、読みましたが、読んでおいてよかったです。

最終的にこれから生きていくスタンスとして、「可能性増やす」「選択出来る状態である」ことの重要性と、そうなるために、なにが必要かが書かれていました。

現役で働いている人は、全員読んだほうが良いと思います。

それくらい考え方にパラダイムシフトが起こる可能性があります。

この先、どうなるかわからない時代で、多くの情報が飛び交っている中、まず、確立しないといけないのは、判断力です。

その判断力の根拠となる知識が本書には詰まっています。

ライフ・シフトが好きな人はニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 要約 感想まとめ 著:山口周も好きだと思います。

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